(株)オリエントコーポレーション(東京都千代田区、社長:金井久兮氏)は23日、介護保険制度での要介護・要支援認定者の家族を対象とした、住宅改修工事総費用対応のクレジット商品「バリアフリーローン」の取り扱いを2月1日から開始すると発表した。
介護保険セットプランのクレジット商品の取り扱いは、業界初の試みとなる。同商品は、介護保険給付金部分と総費用から介護保険給付金部分を差し引いた残金との2種類のクレジット。介護保険給付金部分については、金利手数料無料の1回払いで支給月に清算。残金部分については、1~60回までの分割払いでの取り扱いで、10万円から200万円までの申込みが可能となっている。
同社によると、同商品を利用すれば介護を目的とした手すりの取り付けや、バリアフリー仕様への変更などの住宅改修工事に伴う利用者の高額費用負担に対し、保険給付前の提供が可能となるため、2種類の段階的クレジット対応により一時的費用負担の軽減、および手持ち資金不足でも住宅改修工事が着工可能となるなどのメリットがあるとしている。同社では全国のリフォーム業者などと提携し、初年度200億円の売上げを見込んでいる。