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超高層複合ビル「汐留シティセンター」が竣工

汐留シティセンター外観(上)と商業施設「サンクンガーデン」(下)(ともにパース)

 (株)三井不動産とアルダニー・インベストメンツ・ピーティーイー・リミテッド(シンガポール政府投資公社の出資会社)が汐留シオサイトに共同で開発を進めてきたオフィス・商業複合の超高層ビル「汐留シティセンター」(東京都港区)が、23日に竣工。同日竣工式が行なわれた。

 同プロジェクトは、両社による共同事業ながら、土地の入札から開発、テナント営業、管理・運営に至るまでの不動産に関する総合的なマネジメント業務を、三井不動産がアルダニー・インベストメンツから受託して進めてきたもの。経営戦略の1つとして「ノン・アセットビジネス」の伸張・強化を掲げている三井不動産では、当該プロジェクトはそうした同社の戦略を具現化した象徴に値するものとしている。
 建物は、地上43階・地下4階、高さ約215m。地上4~40階がオフィスフロア、地下2階~地上3階および41、42階が商業フロアとなっている。最新鋭のセキュリティシステム、通信設備などを備えたオフィス部分は、富士通(株)、全日空(株)などの本社機能の入居が決定しており、すでにほぼ満室稼動。なお、60の店舗で構成する商業施設は、4月10日にグランドオープンする予定。
 4月には新橋駅および汐留駅とシオサイト各街区とを結ぶ地下歩道も開通することもあり、同社では1日10万人の来場を見込んでいる。


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