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JRF、5物件の取得に向け投資証券を追加発行

 日本リテールファンド投資法人(JRF)は22日、同日開催の役員会において新規投資物件取得資金調達のため、新投資証券発行について決議し、9万5,000口の追加発行を発表した。

 今回、発行されたのは公募による新投資証券で、国内募集6万7,910口(予定)・海外募集2万7,090口(予定)の合計9万5,000口。国内募集の申込期間は2月21~25日、発行価額は2月18~20日開催予定の役員会で決定される予定。発行による手取概算額は534億267万2,000円(国内募集362億2,476万円、海外募集144億4,524万円、第三者割当27億3,267万2,000円(上限))。当該資金により、新規投資物件の託受益権を購入する。
 取得を予定しているのは、「博多リバレイン/スーパーブランドシティ」(福岡市中央区、取得予定価格126億円)、「イトーヨーカドー鳴海店」(名古屋市緑区、同85億4,000万円)、「南青山2002ビル」(東京都港区、同53億5,000万円)、「奈良ファミリー」(奈良県奈良市、同310億9,200万円)、「あびこショッピングプラザ」(千葉県我孫子市、同102億円)の5物件。 「奈良ファミリー」については、(株)ダイヤモンドシティが同日、連結子会社である(株)ダイタモンドファミリーの固定資産譲渡として発表している。

 なおJRFは同日、2002年10月24日の決算発表時に公表した2003年2月期および8月期の運用状況予想の修正を併せて発表。2003年2月期については、営業収益が14億5,200万円(前回発表予想14億5,600万円)、当期利益は7億4,000万円(同7億3,400万円)、1口あたりの分配金は14,134円(同14,007円)に修正。
 8月期については、取得予定5物件を遅滞なくすべて取得したものとみなし、営業収益が52億1,200万円(前回発表予想14億2,600万円)、当期利益は21億7,100万円(同6億2,900万円)、1口あたりの分配金は14,236円(同12,003円)に修正した。


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