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京都中央信金、「WEB版不動産担保評価システム」稼動開始

 京都中央信用金庫(京都市下京区、理事長:布垣 豊氏)は、このほど全国の金融機関に先駆けて「WEB版不動産担保評価システム」を導入、2003年1月20より稼動を開始した。

 同システムは、地図情報および不動産評価管理アプリケーションをWEB上で稼動させる事を目的とした金融業界初の統合システム。担保資産台帳等のWEB化により、各店ごとにリアルタイムでの担保情報の確認が可能となり、融資案件への迅速な対応ができるとともに、案件ごとの進捗管理のペーパーレス化が実現。また、地図情報のWEB化によって、住宅地図や路線価を瞬時に確認でき、エリアマーケティングシステムの同時開発も可能となる。
 具体的には、各営業店が、実行情報を管理する「不動産評価センター」に、不動産の物件明細をWEB上で送信。これをもとに、調査員が現地調査ならびに法務局・役所での法令規制等の制限について調査を行なう。この調査結果と地図システムの路線価をポスティングすることにより自動評価が行なわれ、この評価書に基づき稟議書申請の実行承認が実行されると、自動的に不動産評価額が塗り替わるシステムとなっている。
 なお、実行情報については、11月に(仮称)中信十条ビル(京都市南区)竣工後は、「不動産評価センター」から同ビル内の書類保管センターへ自動送信され、関係書類の保管管理もWEB上でできるようになる。


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