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三井ホーム、基礎パッキン「サスマックス」がエコマーク認定を取得

「サスマックス」(上)と施工例

 三井ホーム(株)は30日、同社と三井化学(株)が1996年に共同開発し、三井化学産資(株)が製造販売している住宅用床下換気工法(基礎パッキン工法)用材「サスマックス」が、換気工法材としては初となる(財)日本環境協会のエコマーク認定を取得したと発表。

 「サスマックス」は、基礎と土台の間に取り付ける基礎パッキン。基礎パッキン工法では、基礎コンクリートに開口部を設けずに均等な床下換気を行なうことを可能にしている。
 2000年に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が制定。基礎構造部分について10年の瑕疵担保責任が義務付けられたこともあり、サスマックスの販売量が急激に伸長。2000年度だけでも、前年度比30%を以上の伸び率を記録した。現在は、三井化学産資が一般住宅市場に販売し、三井ホーム施工の建物に採用している。
 サスマックスは、原料の86%に有害物質を含まない廃プラスチックと、住宅用木材を加工する際に発生する廃木粉をリサイクル使用し、射出、圧縮した部材。2002年5月に施行となった建設リサイクル法において、複合部材を使用した認定基準が設けられたのを期に、三井化学産資ではエコマーク取得準備を開始し、このたびの認定取得となった。


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