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IREM2003年度会長のパトリシア・ヌーニー女史が来日

IREM会長のパトリシア・ヌーニー女史

 アメリカ最大の賃貸管理業団体IREM(Institute of Real Estate Management:全米不動産管理業協会)の2003年度会長、パトリシア・ヌーニー女史が、この度来日した。

 IREMが教育・認定するCPM(Certified Property Manager:公認不動産管理士)の日本での普及においてライセンス契約を結んでいるJREM・国際CPM協会(Japan Real Estate Management)のサポートが目的で、2003年2月4日、5日に開催されたJREMの「エデュケーションカンファレンス」(年次総会・記念セミナー・分科会)にあわせての来日となった。
 CPMは不動産管理の資格の中で最難関とされるもので、取得するためにはプロとしての不動産管理の知識育成、能力向上、倫理規約の遵守などハイレベルな管理知識が必要とされる。IREMは現在、世界12ヵ国の団体と提携契約を結んでおり、約9,000人のCPM取得者がいる。日本でも2001年4月に公式セミナーが開始されて以来、230名以上がセミナーを受講、今年度は最低でも20数名のCPM取得者の誕生が見込まれている。
 ヌーニー女史は、今後のJREMとの提携関係について、「IREMがアメリカの会員に提供している実務的な教育をJREMの会員にも提供し、共有していきたい。今年、日本のCPM取得者が爆発的に増えることを期待している」と語った。IREMの活動としては、ホームページ機能の充実等を図るなどして会員へのサービスをいっそう強化し、2003年中に350名ほどのCPM取得者を誕生させたい考え。


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