東建コーポレーション(株)は10日、2002年8月19日に発表した2003年6月期中間期および通期の連結業績予想を修正したと発表。
これによると、当中間期の連結業績予想は、売上高260億300万円(前回発表予想245億9,800万円)、経常利益3億9,300万円(同▲1億600万円)、当期中間純利益▲2,600万円(同▲2億7,600万円)に上方修正。
上方修正の理由として、完成工事高および利益率が前回予想を上回ったため経常利益が黒字転換したこと、また、当期利益において「投資有価証券」の強制評価減を主とした特別損失が前回予想を上回りながらも、赤字額を大幅に縮小することができたことなどを挙げている。
通期の連結業績予想については、売上高649億900万円(前回発表予想643億4,600万円)、経常利益40億300万円(同38億9,100万円)、当期中間純利益18億円(同18億7,400万円)に修正。
完成工事高および利益率は、引き続き前回予想を上回る見通しで、これにより同社および東建リーバの販売管理費の増加額を吸収できることからさらなる増収を予想。また、金融子会社東建リースファンドの売上げが好調であることから、経常利益についても上方修正を加えるに至った。しかし当期利益予想に関しては、「投資有価証券」の強制評価減を主とした「特別損失」が前回予想を上回るため、若干減少する見通しとなった。