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アットホーム、2002年の売物件市場動向(首都圏)を発表

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は18日、首都圏における2002年1年間の売物件市場動向を発表した。

 同社への2002年1年間の売物件登録数は、中古マンションが22,596件で前年比▲10.5%、中古戸建てが同▲13.1%減の20,946件、新築戸建ては65,392件、同▲2.3%と3年ぶりに減少。土地についても41,985件、同▲4.3%と2年ぶりの減少を示した。
 首都圏年平均の中古マンション登録価格は、1平方メートル当たり33.31万円(前年比▲2.0%)、1戸当たりの首都圏年平均価格は2,055万円(同▲1.5%)であった。なお、東京23区においては、良質なファミリー物件の登録が増加したことにより、1平方メートル当たり、1戸当たりともに上昇を記録した。
 居住用土地登録価格の首都圏年平均は、1平方メートル当たり19.50万円(同▲7.9%)。戸建て住宅の登録価格数の首都圏年平均は、新築で1戸当たり3,880万円(同▲7.6%)、中古で3,423万円(同▲2.6%)といずれも下落を見せている。
 中古マンションの物件成約数は8,531件、前年比▲3.3%と3年連続のマイナスとなった。成約の中心となったのは低額物件で、1,000万円未満の物件は1,741件で前年比15.1%増と大幅な増加を記録。また、2,000万円未満の物件の占める割合は前年より2.4ポイント増の66.5%で、1993年の調査開始以来、年ベースで過去最高を更新した。
 新築戸建ての成約数は16,824件、同15.3%増と大幅に増加。3年連続で過去最高を記録した。しかし一方で、中古戸建ては6,680件(同▲6.6%)で、全エリアで増加となった新築戸建てに対し、中古戸建ては全エリアで減少を示した。
 また首都圏年平均の物件成約価格は、中古マンションが1平方メートルあたり30.68万円。前年比1.4%増と4年ぶりに上昇を示した。1戸あたりについても1,806万円で同0.9%増となり、年ベースでは調査開始以来初の上昇となった。
 戸建て住宅の1戸あたりの首都圏年平均物件成約価格は、新築3,857万円(同▲6.0%)と初の4,000万円割れとなったほか、中古についても2,721万円(同▲1.8%)と過去最低となった。


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