不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社のネットワークにおける首都圏の2003年1月分「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。
これによると物件登録数は、中古マンションが1,922件(前年同月比▲2.6%)で3ヵ月ぶりにマイナス、居住用土地についても3,816件(同▲1.8%)で6ヵ月連続のマイナス。新築戸建ては5,930件(同8.1%増)で2ヵ月連続のプラスとなったが、中古戸建ては1,711件(同▲12.7%)で19ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の登録価格は、中古マンションは1平方メートルあたり34.51万円(前年同月比5.4%上昇)、また1戸あたりでも2,161万円(同8.3%上昇)といずれも3ヵ月連続のプラスとなった。しかしながら、居住用土地は1平方メートルあたり18.74万円(同▲4.5%)。新築戸建てについても1戸あたり3,723万円(同▲7.8%)と大幅な減少となり、9ヵ月連続で過去最低を記録した。なお、前月3ヵ月ぶりにプラスに転じた中古戸建ては、3,282万円(同▲3.0%)と再びマイナスに転じた。
首都圏平均の物件成約数は、中古マンションは607件(前年同月比4.1%増)で再びプラス。1,000万円未満の物件の成約数も前年同月比8ヵ月連続増と好調を維持しているものの、東京23区の復調により成約物件の価格帯が上昇したことなどにより、成約全体に占める割合は19.8%と12ヵ月ぶりに2割を切る結果となった。また、新築戸建ては1,339件で、前年同月比8.2%増と再びプラス。一方、中古戸建ては382件、同▲10.7%と2ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の成約価格は、中古マンションは1平方メートルあたり32.86万円(前年同月比10.4%上昇)、1戸あたりでは1,952万円(同9.7%上昇)で、いずれも7ヵ月連続の上昇。新築戸建ては1戸あたり3,736万円(同▲7.8%)で25ヵ月連続のマイナスとなり、過去最低を記録した。しかしながら、中古戸建てについては、1戸あたり3,015万円(同15.6%上昇)と25ヵ月ぶりに3,000万円台を超える結果となった。