独立行政法人の建築研究所は28日、3次元振動台を用い、昭和30年代の工法で建てられた2階建て木造建物の倒壊実験を3月7日に行なうと発表した。
同研究所、東京大学、独立行政法人防災科学技術研究所らは、文部科学省の大都市大震災軽減化特別プロジェクトの一環として、木造建物実験に関する研究を防災科学技術研究所客員研究員の坂本功東大教授の指導のもと実施している。
今回の実験は、多方向入力に対する木造住宅の倒壊に至る過程を調べることを目的に、2005年完成予定の20メートル×15メートルの超大型振動台で行なう木造建物実験の準備研究となるもの。東急建設科学技術研究所(神奈川県相模原市)の3次元振動台を用いて、昭和30年代の工法で建てられた幅5.4メートル、長さ3.6メートルの2階建て木造建物の倒壊実験を行なう。
見学には事前登録が必要で、希望者多数の場合は人数制限をする場合がある。詳細は以下の通り。
日時 2003年3月7日(金)15:00~17:00(予定)
場所 東急建設技術研究所
(神奈川県相模原市田名字曽根3062-1)
事前登録 独立行政法人 建築研究所 担当:五十田(いそだ)
TEL:029-864-6639 E-mail:hisodak@kenken.go.jp