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都市協調べ、東京圏のマンション価格は年収の5.22倍

 (社)都市開発協会は11日、2002年(1月~12月)の3大都市圏における中高層住宅価格とサラリーマン世帯の年収との乖離をまとめ発表した。

 同調査は、2002年に供給された中高層住宅(専有面積75平方メートル)の平均価格と、総務省の「家計調査」などから推計した勤労者世帯の2002年の年収(741万円)とを比較したもので、調査対象戸数は142,326戸。
 これによると、2002年の標準的な中高層住宅の価格は、東京圏で3,870万円(前年比▲2.6%)、大阪圏で3,098万円(同▲0.7%)、名古屋圏で2,543万円(同▲1.5%)であった。これをふまえた、平均的なサラリーマン世帯の年収741万円に対する中高層住宅の価格は、東京圏で5.22倍(前年結果5.34倍)、大阪圏で4.18倍(同4.19倍)、名古屋圏で3.43倍(同3.47倍)となり、いずれもわずかに倍率を下げている。


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