インターネット上で建設プロジェクトの受発注を行なうオープンマーケット、および建設ポータルサイト「CMnet」を運営するシーエムネット(株)は19日、東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)のグループ会社である(株)千葉ステーションビル(千葉市中央区、代表取締役社長:飯塚清氏)が商業施設「ペリエ稲毛」(千葉市稲毛区)の改装工事における施工者を選定するにあたり、「建設プロジェクトの(電子)入札支援システム」を提供すると発表。
2001年8月に本格営業をスタートした同社は、現在会員企業1,189社(2003年3月現在)、創業以来の「建設案件入札支援システム」取扱い実績は15都道府県。新築、改修を含む建設工事およびビルメンテナンス会社選定の入札が110件行なわれており、取扱実績金額は431億円にのぼる。
千葉ステーションビルでは、施工者を幅広く公募し、公平・中立な入札を実施することで、適正価格での発注を実現すべく、同システム利用を決定した。
なお、今回の発注形式は、建築工事、空調設備工事など各々の工事区分において施工者を決定する分離発注方式で、JR東日本グループがオープンマーケットにより施工者を決定するのは今回が初の試みとなる。