三井不動産(株)は24日、太平洋セメント(株)所有の賃貸用不動産29物件の一括流動化に関し、これまでアレンジメント業務を実施しているが、今後のアセットマネジメント業務についても太平洋セメントとの合弁会社を通じ実施していくと発表した。
今回のスキームは、太平洋セメントが信託受益権化した対象不動産29物件をSPC(有限会社)に譲渡し、当該SPCがアセットマネジメント業務を同社と太平洋セメントとの合弁会社「TMアセットマネジメント(株)」に委託するというもの。よって今後、当該合弁会社では、アセットマネージャーとしてSPC収益の極大化をめざし、順次最適なタイミングおよび方法で対象不動産の売却を進めていく。
なお、TMアセットマネジメントの資本金は3,000万円。出資比率は大平洋セメント49、三井不動産51となっている。