（株）セザールは24日、東京地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行なったと発表。同日申し立てが受理され、保全決定が発令された。
同社は1971年に設立、1996年には東京証券取引所市場第一部に上場したが、バブル崩壊後の長期にわたる経済不況などにより、1999年3月期に509億円あった売上は2002年3月期には358億円まで落ち込んでいた。またマンション価格の競争激化や宣伝広告費の増大などにより利益率が低下し、経営を圧迫。3月25日が支払期限となっている支払い手形（額面合計16億3,700万円）の決済資金の調達が困難となったため、民事再生法適用の申請にいたった。負債総額は、単体で594億7,355万円。