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アットホーム、2月の売物件市場動向(首都圏)を発表

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社のネットワークにおける首都圏の2003年2月分「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。

 これによると物件登録数は、中古マンションが2,007件(前年同月比▲1.9%)で2ヵ月連続のマイナス、居住用土地についても3,211件(同▲13.2%)で7ヵ月連続のマイナス。新築戸建ては5,965件(同8.2%増)で3ヵ月連続のプラスとなったが、中古戸建ては1,833件(同▲5.0%)で20ヵ月連続のマイナスとなった。
 首都圏平均の登録価格は、中古マンションは1平方メートルあたり35万円(前年同月比7.4%上昇)、また1戸あたりでも2,148万円(同7.6%上昇)といずれも4ヵ月連続のプラスとなった。しかしながら、居住用土地は1平方メートルあたり19.17万円(同▲1.9%)。新築戸建てについても1戸あたり3,754万円(同▲5.6%)と26ヵ月連続でマイナスとなり、中古戸建ては、3,418万円(同▲0.5%)と2ヵ月連続のマイナスとなった。
 首都圏平均の物件成約数は、中古マンションは731件(前年同月比▲7.9%)で再びマイナスに転じた。1,000万円未満の物件の成約数も前年同月比9ヵ月ぶりに減少、4,000万円以上の高額物件のみ増加している。また、平均築年数は、東京23区が20.4年、その他エリアは15.0年で、23区では築年の古い物件の割合が増加している。また、新築戸建ては1,657件で、前年同月比5.7%増と2ヵ月連続のプラス。一方、中古戸建ては487件、同▲19.2%と3ヵ月連続のマイナスとなった。
 首都圏平均の成約価格は、中古マンションは1平方メートルあたり31.06万円(前年同月比10.2%上昇)、1戸あたりでは1,892万円(同16.2%上昇)で、いずれも8ヵ月連続の上昇。新築戸建ては1戸あたり3,741万円(同▲5.9%)で26ヵ月連続のマイナスとなった。しかしながら、中古戸建てについては、1戸あたり2,834万円(同9.1%上昇)と2ヵ月連続のプラスとなった。


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