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「グループホームあすか」、開所式を開催

「グループホームあすか」外観(上)、和風のデザインが取り入れられている内装(下)

 東京都における民間企業の「グループホーム整備補助事業」第1弾となる、「グループホームあすか」(東京都北区、総戸数9戸)の開所式が27日、同施設で行なわれた。

 木造2階建ての「グループホームあすか」は、東京都北区の補助金を得て事業化したもので、運営主体は介護保険福祉用具レンタル・住宅改修事業などを手がける(株)矢嶋商店(東京都北区、代表取締役:矢嶋守克氏)。建築面積173.25平方メートル、延べ床面積324.18平方メートルで、提携協力病院とも徒歩2分の住宅地に位置する。
 同施設のコンサルティングについては、高齢者住宅の開設支援コンサルティングを行なう(株)タムラプランニングアンドオペレーティング(東京都千代田区、社長:田村明孝氏)が担当。スウェーデンのグループホームケアをコンセプトに、団らんができるこたつや家中に話し声を響きわたらせる吹き抜け空間を設けるなど、家庭的な雰囲気が保たれる設計が施されたものとなっている。
 また、1日の生活において管理的なスケジュールは設けず、個々の生活スタイルや要望を尊重したケアを基本としており、スタッフは利用者自身が行なう家事や日常生活を見守り、必要に応じて支援する方式。さらに、家具は持ち込み式、家族の来訪も頻繁にできるなど、「施設」ではなく「住まいの場」としてのあり方をコンセプトとしている。
 定員は9名で、入居者は「介護保険の要介護度が1~5」、「痴呆症である」、「ある程度の共同生活ができる」人が対象。毎月の利用者負担額は約20万円で、敷金は30万円。3月31日まで見学会を実施、4月1日にオープンを迎え、入居開始は4月中旬となる予定。


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