(株)大京および扶桑レクセル(株)(東京都千代田区、社長:安倍徹夫氏)、(株)グローベルス(東京都渋谷区、久永真一氏)の大京グループ3社は28日、マンション事業において業務提携したと発表した。
従来3社間では、グループ経営会議や環境共生会議等を共同で実施するなど、実務レベルでのさまざまな連絡を取りながら事業を展開。これらの共同活動に加え、3社間での首都圏戦略の一環として首都圏内における圧倒的シェアの確立を図るべく、今回の業務提携にいたった。
これにより、個別のマンション用地仕入れ案件につき、3社による「仕入れ検討会」を開催しノウハウを共有するとともに、仕入れ情報ルートを強化。さらに、仕入れ部門の人事交流にも力を入れる。また販売面においても、3社が販売中のマンションが共存するエリアブロックを明確化することにより、ブロックごとの販売代理・紹介を行なっていく。
なお、大京および扶桑レクセルの2002年の首都圏におけるマンションシェアは、(株)不動産経済研究所調べによると、大京が4,823戸(シェア5.4%、第1位)、扶桑レクセルが1,869戸(同2.1%、第7位)となり、両社合算では6,692戸(シェア7.6%)と圧倒的な地位を確保することとなる。
3社は、まずは首都圏3エリア(東京、埼玉、千葉)におけるシェアを合算で3割に引き上げ、将来的には首都圏全域で3割シェアの確保をめざすとしている。