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アーバンコーポ、2003年3月期通期予想を修正

 (株)アーバンコーポレイションは2日、2002年5月20日に公表した2003年3月期の業績予想を修正したと発表。

 今回発表した2003年3月期単体業績予想は、売上高279億円(前回発表予想360億円)、経常利益30億円(同35億5,000万円)、当期純利益17億円(同19億5,000万円)に修正。
 連結業績予想は、売上高325億円(前回発表予想400億円)、経常利益33億円(同38億5,000万円)、当期純利益17億円(同20億円)に修正された。
 同社では、売上高減少の主な理由として、東京における新築分譲マンションの引渡しが翌期へずれ込んだこと、および不動産流動化物件のうち予定していた数物件が成約しなかったことをあげている。
 なお、経常利益および当期純利益については、匿名組合出資配当金を当初5億5,000万円見込んでいたものの、これに対して、処分型SPC(特別目的会社)により取り組んでいるバルク案件の買取・再販による配当約8億円、開発型SPCにより取り組んでいるエクイティの売却による利益約12億円が寄与した結果、上記金額となった。

 また、同社は同日開催の取締役会において、前期末の1株当たりの配当予想についての増配を決議。予想配当は、期末が10円(前回予想3.5円)、年間で10円(前回予想3.5円)に修正された。期末の配当金については、内部留保と利益還元についての総合的判断により、前期並みの水準を予想していたものの、株主重視の立場から利益還元に努めることとし、配当予想を修正するにいたった。


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