(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は11日、首都圏における2003年3月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は2,643件(前年比1.34%増)と前年比で3ヵ月連続の増加。新規登録物件数についても8,371件(同10.61%増)と8ヵ月連続の増加となった。また、成約物件平均価格についても2,006万円(同2.90%増)となり、前年比で前月のマイナスから再びプラスに転じている。成約物件1平方メートル当たりの単価は30.89万円となり、前年比で1.95%増、前月比も2.91%増で、いずれも再びプラスに転じた。
戸建住宅の成約件数は1,205件(同3.97%増)で2ヵ月連続の増加。新規登録物件数についても、5,480件(同3.07%増)となり、13ヵ月ぶりに前年比でプラスに転じた。成約物件平均価格は3,474万円(同▲1.59%)、新規登録物件の平均価格は4,157万円(同▲0.66%)となった。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は386件(同13.53%増)。成約物件の平均価格は2,968万円(▲6.06%)と5ヵ月連続の減少となったが、前月比では4.82%増となり再びプラスに転じた。なお、新規登録件数は2,145件(同▲1.79%)、平均価格は3,047万円(同▲6.19%)であった。