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AIG、不動産ファンド設立

 保険・金融サービスのAIGグループで、不動産投資・運用・管理を行なうAIGグローバル・リアルエステイト・インベストメント・ジャパン・コープ(AIGGRE)は、不動産ファンド「AIGジャパンファンド」を設立、運用を開始した。

 初回クロージングは主として国内の機関投資家および事業法人から100億円の出資を確保。2004年3月までにさらに出資を募り、基金総額300億円をめざす。また、購入不動産に対するノンリコースローン(融資)を金融機関から調達することで、運用資産規模1,000億円程度をめざすとしている。
 AIGジャパンファンドは円建ての私募ファンドで、15%程度のリターンを目標としている。投資対象は日本国内のオフィスビルが中心、平均で一物件あたり30億円~40億円規模を想定している。
 AIGGREは、AIGグループの不動産部門として1996年に発足。日本ではこれまでに3,150億円の不動産および不動産関連取引を行なってきた。

*AIGは、米国を本拠に事業展開をしている保険・金融サービス業界のリーダー企業。企業向け損害保険では米国最大、生命保険でも米国トップクラスの規模を誇る。


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