(株)クリードは7日、2003年5月第3四半期(2002年6月1日~2003年2月28日)の業績(連結)を発表した。
当期連結業績の売上高は20億5,900万円(対前年同期比142.2%増)、 売上総利益は5億7,900万円(同43.6%増)、営業利益は2億3,800万円(同109.7%増)、経常利益は1億8,100万円(前年同期比68.5%増)と大幅増となった。
当期は、国際政治情勢への懸念を背景に株価も低調に推移、厳しい状況が続く中、同社グループの事業領域においては、金融機関の不良債権処理の進展や固定資産の減損会計の導入を背景とした企業の不動産売却およびオフバランス化のニーズの高まりにより活発なマーケット環境となった。同社ではこれを好機と捉えデューデリジェンス事業、ソリューション事業とのシナジー効果を発揮。これによりプリンシパルインベストメント、ファンドビジネスに注力し、収益力を高めた結果、今回の増収増益にいたったとしている。
なお同日、これまでの業績の進捗を踏まえ、2003年5月期(2002年6月1日~2003年5月31日)連結通期業績予想については、売上高を78億円(前回54億円)に、個別通期業績予想については売上高を52億円(同30億円)、経常利益7億8,000万円(同6億1,000万円)、当期純利益は5億円(3億5,000万円)に、それぞれ上方修正したことも併せて発表した。