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三井ホーム、「M-400」が免震システム認定を取得

免震システム「M-400」

 三井ホーム(株)は10日、1997年9月に発売した木造住宅用免震システム「M-400」について、システムを改良し、国土交通大臣の免震システム認定(認定番号MNNN-0691)を4月7日付けで取得したと発表した。

 「M-400」は、阪神・淡路大震災を契機として、同社と鹿島建設(株)とが共同開発した、木造住宅用としては国内初の免震システム。水平方向の揺れを吸収する「ボールベアリング支承」と、基礎と建物とのずれを抑制する「オイルダンパー」との組み合わせにより、地震力を5分の1~3分の1に軽減し、室内の家具の転倒を防ぐことができる。
 また、このたび同システムが免震システム認定を取得したことにより、認定のための認定料が不要となり、申請時間も短縮することが可能となった。併せて、地盤状態に最適設計が可能となるよう、支持荷重と受け皿の大きさが異なる支承部と、減衰特性の異なるオイルダンパーを複数種類用意するなど、システムの技術的改良を実施。これにより、新システム販売開始に向け、従来価格の30~40%のコストダウンをめざすとしている。
 なお、新システムは2003年8月より、沖縄を除く全国で発売の予定。


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