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不経研、3月の「マンション市場動向」発表

 (株)不動産経済研究所は14日、首都圏・近畿圏の「2003年3月度マンション市場動向」を発表した。

 これによると、首都圏における新規発売戸数は9,566戸で対前年同月比▲11.5%、対前月比32.3%増。1戸当たりの平均価格は4,226万円で前年同月比2.5%増、前月比4.4%増となった。1平方メートル当たり単価(55.2万円)も、前年同月比8.2%増・前月比3.8%増。一方、契約率は前月比▲0.2ポイント、前年同月比▲1.2ポイントの78.8%であった。
 3月末現在の翌月繰越販売在庫数は9,881戸(前月比▲295戸)。即日完売物件は、「TOKYO SEA SOUTH ブランファーレ1期」(東京都港区、237戸、平均4,650万円、平均5.1倍、最高28倍)など68物件、3,577戸。
 近畿圏における新規発売戸数は3,760戸(対前年同月比▲39.7%、対前月比42.9%増)で、契約率は70.4%(同▲3.4ポイント、▲2.0ポイント)。1戸当たり平均価格は3,181万円、1平方メートル当たり単価は40.6万円と、対前年同月比で3ヵ月連続ダウンした。
 3月末現在の継続販売在庫数は6,641戸(前月比304戸増)。即日完売物件は、「ヒルズ天王寺堂ヶ芝1期」(大阪市、80戸、平均4,015万円、平均1.9倍、最高6倍)をはじめとする19物件、678戸。
 なお、4月の発売戸数は首都圏が5,500戸、近畿圏1,700戸程度の見込み。


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