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森ビル、「六本木ヒルズ」グランドオープンを発表

六本木ヒルズ全景

 森ビル(株)は21日、「六本木ヒルズ」(東京都港区六本木6丁目)の4月25日グランドオープンに先駆けた記者発表会を、メインタワー「六本木ヒルズ森タワー」において開催した。

 六本木ヒルズは、17年をかけて進められてきた、職・住・遊・学機能が集積した国内最大級の再開発プロジェクト。オフィス、住宅、商業・文化施設、ホテル、映画館、テレビスタジオなどが集まる複合機能都市で、世界的にも注目が集まっている。
 記者会見には国内外から総勢約2,000名のメディア関係者が参加。会見終了後は、内覧および5種類のガイドツアーが行なわれた。
 6階建てのウエストウォークには、4階吹き抜けのガレリア空間があり、約80店の商業施設が集積。オフィスワーカーや住民をサポートする郵便局・銀行といった施設も揃っている。
 森タワーの西側に位置するグランドハイアット東京は、10のレストランバー、390の客室、13の宴会場施設などが設備されたホテル。
 街のメインストリートである六本木けやき坂通りには、約45のファッション、レストラン、オープンカフェといった店舗が幅約8メートルの歩道に沿って配置されている。
 その他、森タワー52階では、オープンを記念した世界都市の比較展「世界都市~都市は空へ~」(4月25日~9月21日)、53階では計画・再開発の経緯を紹介する展示「メイキング・オブ・六本木ヒルズ」(4月25日~9月15日)を開催する。
 記者発表会では、森稔代表取締役から「都市の集積効果と魅力を高める都市再生に取り組んでいる。六本木ヒルズは時間的にも空間的にも近接する都市構造である」と都市開発の方向性が発表された。
 なお、23日には商業施設を中心にした記者発表会が行なわれ、グランドオープンの25日には、オープニングセレモニーおよびイベントパフォーマンスが実施される予定。


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