三井不動産（株）は22日、かねてより推進してきた「（仮称）銀座8丁目計画」（東京都中央区）について、本体工事に着手し、同日安全祈願を執り行なったと発表した。
「（仮称）銀座8丁目計画」は、一区画約1,200坪という銀座地区では希少な敷地を有効活用するため、同社が「特定街区制度」の適用を受けた上で、地上24階地下2階のオフィス・ホテル複合ビルを計画しているもの。敷地内には同ビルの他、公開空地や、本年度新たに設けられる交通改善施策に配慮した「集約駐車場」の設置を予定。交通環境を改善することで、街並みの保全を図り、街全体の機能向上をめざす。
汐留のビル群と銀座の街並みを結ぶスカイラインを意識し、石とガラスの構成による縦縞を基調とした先進的なデザインとした建物は、2階から15階が「ワーカーズファースト」の思想に基づき設計されたオフィスフロア。16階から24階には三井不動産グループ傘下の（株）ガーデンホテルズが、同社で16番目となる「ガーデンホテル」を出店予定で、今回の銀座への出店により、「ガーデンホテルチェーン」のますますの強化を図っていくとしている。