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三井不販、首都圏住宅地・中古マンション価格動向を発表

 三井不動産販売(株)は23日、2003年1月~3月までの首都圏の住宅地・中古マンションの価格動向をまとめた「リハウスプライスリサーチ」を発表した。

 同調査によると、2003年4月1日時点の住宅地価格の変動率は▲0.8%(調査地点113ヵ所)で、前回の▲1.4%と比べ、下落幅がやや縮小。地域別にみると、東京23区が▲1.0%(前回調査時▲0.5%)で下落幅がやや拡大したが、その他の地域では、東京市部▲0.4%(同▲0.6%)、千葉県▲1.5%(同▲2.8%)、埼玉県▲0.4%(同▲1.0%)、横浜市・川崎市▲0.9%(同▲1.8%)、神奈川県・その他の市▲0.4%(同▲2.2%)と下落幅が縮小している。
 なお、今回調査時点における2002年4月~2003年3月まで1年間の地域別住宅地価格の年間変動率は、東京23区が▲2.3%、東京市部が▲2.7%、千葉県が▲7.4%、埼玉県が▲6.8%、横浜市・川崎市が▲4.8%、その他の市が▲10.1%となった。
 中古マンション価格の変動率は▲1.0%(調査地点114ヵ所)で、前回の▲1.7%よりも下落幅が拡大した。地域別にみると、東京23区▲1.0%(前回調査時▲0.4%)、神奈川県・その他の市▲2.5%(同▲2.3%)では下落幅がやや拡大。東京市部▲0.5%(同▲2.1%)、千葉県▲0.8%(同▲2.4%)、埼玉県0.0%(同▲2.2%)、横浜市・川崎市▲1.3%(同▲1.9%)では下落幅が縮小した。
 なお、今回調査時点における2002年4月~2003年3月まで1年間の地域別中古マンション価格の年間変動率は、東京23区が▲1.5%、東京市部が▲3.7%、千葉県が▲6.0%、埼玉県が▲2.6%、横浜市・川崎市が▲4.8%、神奈川県・その他の市が▲9.4%となった。
 今後の見通しとして同社では、「イラク戦争勃発などの影響により、株価の低迷など経済情勢の先行き不透明感が強まる中で、1~3月は季節的要因もあり首都圏の住宅地・中古マンション価格ともにやや横ばいに推移した。一方で、安定基調にあった東京23区内で下落幅がやや拡大したことから住宅地・中古マンション価格ともに、当面ゆるやかな調整基調が継続すると思われる」との見解を示している。


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