(社)不動産流通経営協会は4月25日午前10時30分より第34回定時総会および理事会を開催、4月末に任期満了となる同協会役員の選任を行なった。その結果、住友不動産販売(株)代表取締役社長の岩井重人氏が同協会第5代目の理事長に就任した。同協会の理事長はこれまで初代の江戸英雄氏をはじめ、坪井東氏、枝村利一氏、清水隆雄氏と歴代三井系が続いてきたが、岩井氏は三井系以外では初の理事長就任となる。同氏は長野県出身、73歳。
同日正午から虎ノ門パストラル(東京都港区)で開催された懇親会で、岩井氏は理事長就任の挨拶を行ない、「税制改正等不動産流通活性化に向けた諸政策を有効に活用できるよう取り組む。また、不動産統合サイト実現に向け、全宅連、全日、日住協と力を合わせていきたい」と抱負を語った。
なお、前理事長の清水隆雄氏(三井不動産販売(株)代表取締役会長)と、前副理事長の佐藤行雄氏(第一不動産(株)代表取締役社長)が同協会顧問に就任した。