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住宅金融公庫、「平成15年3月 全国住宅市場調査結果」を発表

 住宅金融公庫は30日、「平成15年3月 全国住宅市場調査結果」を発表した。

 同調査は全国の住宅建築請負企業および不動産企業・仲介企業4,585件を対象に、注文住宅、賃貸住宅、分譲住宅、中古住宅、リフォームの各市場動向についてアンケート調査を実施したもの。調査期間は平成15年2月23日~3月5日、回収件数は2,265件(回答率49.4%)。
 それによると、注文住宅の受注状況判断D.I.(第1、2選択肢の回答割合-第4、5選択肢の回答割合)は、▲24.3%ポイントとなり、前回(平成14年12月)調査の▲14.2%ポイントよりも、マイナス幅が拡大する結果となった。なお今後は、2003年4~6月▲19.3%ポイント、7~9月▲18.7%ポイントと、若干ながらマイナス幅が縮小するものと思われるが、依然マイナスが続く見通し。
 新築マンションの成約状況判断D.I.は、前回調査▲26.6%ポイントに対し、今回調査は▲22.6%ポイントとマイナス幅が縮小。しかしながら今後は、2003年4~6月▲27.4%ポイント、7~9月▲29.9%ポイントと悪化傾向が続く見通しとなっている。
 建売住宅の成約状況判断D.I.は、前回調査▲26.1%ポイントに対し、今回調査は▲14.1%ポイントとマイナス幅は大幅に縮小。しかし今後は、2003年4~6月▲23.2%ポイント、7~9月▲17.3%ポイントといずれもマイナスが続くものと見られる。


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