大和ハウス工業(株)は4月30日、新たな木造軸組工法「ディーコムスシステム」を開発したと発表。5月1日より契約開始、7月1日より出荷開始する。
同システムは、柱と梁の接合部に高性能の金物接合を採用、接合部の強度を従来の2倍(同社比)に高めた点が特徴。同時に、より精密な構造計算を可能とし、設計上の無駄を排除、各邸別ごとに構造計算を行なうことができるようにした。
また、外壁をパネル化して工場生産することにより、施工現場での作業を簡素化、安定した品質を確保しながら約10日の工期短縮も実現。鉄骨系住宅と同じく40年の長期保証を採用するなど、「安全・安心」面も充実させた。
同社は、2001年4月に大和団地(株)と合併し、同社の木造戸建住宅事業を承継。従来は主に木造軸組工法「D-Wood工法」を採用してきたが、「ディーコムスシステム」の採用により、より品質・性能に優れた商品を供給していく。
同システムの対象は、ツーバイフォー工法の商品を除く木造戸建住宅全商品。北海道・四国・沖縄を除く全国で販売する。