三井ホーム（株）は、小規模敷地を想定した都市型3階建て商品「クレセール」を、5月23日より沖縄および一部の寒冷地・多雪地を除く全国で販売すると発表した。
同商品では、都市の狭小敷地に対応すべく「建物間口」「延床面積」「道路づけ」に配慮するとともに準防火地域を想定した12プランを用意。そのうち8プランが延床面積26～35平方メートルのものとなっている。
屋根材に標準設定した独自の構造断熱パネル（ダブルシードパネル）により、小屋組みを複雑にすることなく勾配天井とすることが可能となり、斜線および高さ制限への対応力が向上するとともに、屋根裏収納スペースを確保。リビングやダイニング、階段室に設けた2層または3層の吹抜けや、天窓や室内窓の設置により、採光・通風を確保し、共有空間を重視した「家族の気配を感じることができる空間構成」を全プランで実現している。その他、3階部分を後退させて単調になりがちな3階建て住宅の外観に個性をもたせ、ルーフバルコニーを設置するプラン等を提案。外壁デザインについてもボックス形状の組み合わせとツートンを基本としたタイプ、シンプルなタイプ、南欧風タイプ、重厚感のある3連窓タイプの4種類を用意している。
販売価格は44.58坪タイプ、45分準耐火仕様の三大都市圏価格で2,673万5,000円（坪単価59万9,000円）。初年度の販売目標は300棟とし、主に都市部における販売拡張をめざす。