プレミア投資法人は8日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、「キャビンアリーナ南青山」(東京都港区)の不動産信託受益権を同日取得すると発表した。
同社では、東京都心5区におけるレジデンスへの投資比率の向上とポートフォリオ全体の運用バランスの充実を目的とし、同物件の取得を決定。取得価格は10億7,000万円で、オリックス・リアルエステート(株)(東京都港区、代表者:西名弘明氏)(共有持分50%)とケンプラススリー(株)(東京都港区、代表者:佐藤繁氏)(同50%)から取得する。
「キャビン アリーナ南青山」は、2003年2月竣工の新築レジデンス(住宅)で、土地面積は210.52平方メートル、1DKを主体とした鉄筋コンクリート造陸屋根14階建てのマンションで、総戸数は37戸。最寄りの地下鉄駅より徒歩13分で、同物件の立地エリアである南青山・麻布地区は高級賃貸マンションだけでなく単身者向け賃貸マンションの潜在的需要が根強いエリアであることも取得理由のひとつとなっている。
アール・エー・アセット・マネジメント(株)とマスターリース契約を締結しており、取得時のエンドテナントは5名。総賃貸可能面積は11,187.12平方メートルで、同時点での稼働率は15.7%となっている。収支見込みとしては、稼働率を92%を前提として約6,000万円としている。
なお、不動産信託受益権譲渡契約に基づく譲渡の実行は、7月1日以降8月31日までの間に行なわれる予定。