不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

東日本レインズ、2002年度の不動産流通市場の動向を発表

 (財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は13日、首都圏における2002年度の不動産流通市場の動向を発表した。

 これによると2002年度の中古マンションの成約件数は、25,630件(前年度比0.4%増)と、3年連続で25,000件台の高水準を保ち、また前年度比で微増ながらプラスに転じた。一方、新規登録物件数についても87,143件(同4.3%増)と、6年連続で前年を上回る結果を示している。なお、成約物件平均価格は1,971万円(同0.7%上昇)となり、初めて前年度比プラス。成約物件1平方メートル当たりの単価は30.61万円で前年度比▲0.1%となったものの、下落幅は大幅に縮小している。
 戸建住宅の成約件数は15,023件(同0.9%増)。このうち、新築戸建住宅は3,512件(同▲1.7%)となったものの、中古戸建住宅が11,511件(同1.7%増)となり、全体でプラスとなった。一方、新規登録物件数は83,768件(同▲5.6%)と3年ぶりにマイナス。また、成約物件平均価格は3,367万円(同▲2.8%)、新規登録物件の平均価格は4,076万円(同▲4.3%)で、ともに過去最低を更新した。
 土地(100~200平方メートル)の成約件数は4,720件(同13.1%増)となり、2年ぶりに前年度比プラス。一方、新規登録件数は32,354件(同▲1.25)で、3年ぶりに前年度を下回る結果となった。成約物件の平均価格は3,023万円(同▲6.2%)、1平方メートル当たり単価は21.13万円(同▲6.5%)となった。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら