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不動産協会新理事長に住友不会長・高城申一郎氏

新理事長の高城申一郎氏

 (社)不動産協会は14日、午前10時30分より東海大学校友会館で第43回通常総会を開催、平成14年度事業報告および収支決算の承認、平成15年度事業計画および収支予算の決定等を行なった。併せて、役員の改選が行なわれ、田中順一郎氏(三井不動産(株)取締役会長)が理事長を退任、後任の新理事長には住友不動産(株)取締役会長・高城申一郎氏が就任した。高城氏は大正15年1月生まれ、77歳。平成2年より同協会副理事長を務めており、11年4月には勲二等瑞宝章を受章している。田中氏は特別顧問に就任した。
 また、新たな副理事長として、岩沙弘道氏(三井不動産(株)取締役社長)、蓑原克彦氏(阪急不動産(株)取締役社長)が就任した。

 同日午後1時5分より行なわれた記者会見で、田中・前理事長は「故・坪井前理事長の後を引き継いで理事長を務めてきたこの6年9ヵ月は、『資産デフレ』との戦いだった」と振り返りつつ、「2年前に2団体が統合し新たなスタートを切ったが、持てる力以上の成果が得られ活動を軌道に乗せることができた。後任の高城理事長は団体トップとして豊かな経験を持っており、今後強力に活動を推進していただけるものと期待している」と高城氏にエールを送った。
 高城理事長は「景気が依然厳しい中で、資産デフレに歯止めをかけ経済を活性化するために、土地需要喚起や、都市再生推進等に活動をしてまいりたい。田中・前理事長のおかげで平成15年度税制改正など諸成果が得られ枠組みは整った。今後はそれらを最大限に生かすべく努力をしていく。また、固定資産税の見直し、年末期限切れ項目のひとつである住宅ローン減税の継続・拡大といった課題については、さらに勉強を重ね、諸団体と連携・強調を図りながら要望活動をしていきたい。会員間で『協調』&『競争』しながら、志を高く持って活動していきたい」と抱負を語った。


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