住友不動産販売(株)は16日、「2003年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は421億3,600万円(前期比4.3%増)、営業利益は101億8,600万円(同0.8%増)、経常利益は94億6,000万円(同4.9%増)、当期純利益は▲65億9,000万円であった。
また、当期連結業績(対象7社)の売上高は454億2,600万円(前期比6.5%増)、営業利益は105億5,300万円(同5.0%増)、経常利益は100億9,200万円(同5.4%増)、当期純利益は▲62億3,500万円となった。
当期は、仲介業務において、首都圏市場でのシェアアップが図られ、取扱い件数が前期に比べ増加。また、受託販売業務については、受託販売収益が過去最高を計上したのに加え、国内連結子会社の収益拡大などにより増収となった。
なお特別損益において、実質的な減損会計の前倒し対応を実施、単体として保有する資産315億円を売却したことにより、特別固定資産処分損204億8,600万円を特別損失に計上し、当期62億3,500万円の純損失となった。
次期については、リテール分野における店舗戦略、IT戦略を核とした店舗および営業職員の実力アップに加え、ホールセール分野での事業拡大を図り、売上高475億円、経常利益103億円、当期純利益57億円を見込むとしている。