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大和ハウス、「2003年3月期決算」発表

 大和ハウス工業(株)は20日、「2003年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。

 当期単体業績の売上高は1兆429億2,000万円(前期比▲3.5%)、営業利益は331億4,300万円(同▲14.4%)、経常利益は306億3,600万円(同▲16.3%)、当期純利益は▲996億4,200万円であった。
 また、当期連結業績(対象39社)の売上高は1兆1,845億4,300万円(前期比▲1.1%)、営業利益は452億7,100万円(同▲1.7%)、経常利益は418億5,100万円(同▲6.2%)、当期純利益は▲913億8,800万円となった。
 当期は、商品開発において、地域ニーズに直結した地域限定商品やインターネットを販売チャネルとしたデザイナーズ住宅「EDDI’s House」を建築家と共同開発するなど、顧客ニーズに対応するとともに、施工・技術面での合理化・効率化を推進し、工期の短縮、品質の向上、原価の低減に注力。生産部門では、積極的に環境保全活動に取り組み、全国13工場においてゼロエミッションを達成した。
 また、グループの経営の効率化と競争力の強化のため、不動産仲介や人材派遣などのサービス関連事業等グループ内において、事業が重複している複数のグループ会社の事業統合や整理を行なった結果、上記業績となった。
 なお次期については、リフォーム市場の拡大を見据え、増改築部門の拠点・人員の拡充を推進し、受注拡大体制を整備。また商業建築事業において、医療・介護施設関連事業を図るとともに、遊休地等の効率的な土地活用の提案を行なうとし、連結で売上高1兆2,200万円、経常利益570億円、当期純利益300億円を見込む。


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