ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は20日、「2003年3月期決算短信」を発表した。
当期運用状況の営業収益は85億円(対前期比7.5%増)、営業利益は36億8,700万円(同8.9%増)、経常利益は32億5,900万円(同12.5%増)、当期利益は32億5,800万円(同12.5%増)であった。1口あたりの分配金は14,455円、分配総額は32億5,800万円、配当性向は99.9%。
同投資法人は、当期に「こころとからだの元氣プラザ(国際飯田橋ビルより改称)」(東京都千代田区)、「ダヴィンチ原宿」(東京都渋谷区)、「青山クリスタルビル」(東京都港区)の3物件を取得したほか、「金沢パークビル」(石川県金沢市)の共有持分を追加取得して89%とした。その結果、同法人の保有する資産は2003年3月31日現在でオフィスビル30物件、取得価額の総額1,835億4,200万円、総賃貸可能面積は23万6,693平方メートル、テナント数は359となった。当期末時点での稼動率は94.4%、期中を通してみるとおおむね94%を維持している。2期連続の増収増益の理由としては、新規物件の取得、当期中には大きな解約等がなかったこと、コスト削減計画が順調であることなどをあげている。
次期については、2003年3月31日現在保有している30物件を保有物件とし、営業収益88億円、経常利益33億円、当期利益33億円、1口当たりの分配金は14,500円を見込んでいる。稼働率の目標は95%。