(株)INAXトステム・ホールディングスは22日、「2003年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は67億6,000万円(前期比▲97.6%)、営業利益は59億2,000万円(同88.3%増)、経常利益は61億円(同17.3%増)、当期純利益は▲7億1,400万円であった。
一方、当期連結業績(対象30社)の売上高は9,427億7,300万円(前期比13.1%増)、営業利益は190億3,300万円(同24.1%増)、経常利益は292億8,200万円(同24.9%増)、当期純利益は192億3,700万円(同81.5%増)となった。
当期は、同社グループのビジネスモデルである「トータルハウジング」の推進と「利益重視の経営」の実践に注力し、企業体質を強化。顧客価値創造型の新商品開発や国内工場の再編成、海外生産増強によるコストダウン推進などによる競争力強化に取り組み着実な成果を実現したほか、グループ経営面での進化を図るとともに、環境問題への取り組み等社会的な責任を果たす活動の推進の充実を図った。これらの結果に経営統合効果を加え、増収増益となったとしている。
次期については、収益力の回復を最優先課題とし、各種利益改善活動を継続していくほか、売上高の増加に繋がるイノベーションの実現や成長機会の発掘、M&A投資などに取り組み、連結で売上高9,600億円、経常利益510億円、当期純利益300億円を見込む。