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ミサワホーム、「2003年3月期決算」発表

 ミサワホーム(株)は23日、「2003年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。

 当期単体業績の売上高は1,786億6,000万円(前期比▲7.1%)、営業利益は253億9,600万円(同84.3%増)、経常利益は220億5,400万円(同81.8%増)、当期純利益は1億1,300万円であった。
 一方、当期連結業績(対象57社)の売上高は4,128億8,800万円(前期比▲14.3%)、営業利益は314億9,700万円(同30.3%増)、経常利益は237億9,600万円(同45.2%増)、当期純利益は26億5,200万円となった。
 当期は、住宅着工戸数の減少に伴い住宅関連事業の売上が減少したものの、利益面においては、企業再編を進め、経費削減等の総原価低減を推進したことにより、前期比45.2%の増加となった。また純利益については、生産拠点の整理、人員削減等を行なうことによる構造改善費用、保有有価証券の減損による投資有価証券評価損を特別損失に計上した結果、上記業績となった。
 次期については、顧客ニーズと時代の変化に即応した住宅開発、ライフサポート事業の強化、工業化の徹底および品質保証体制の充実を図るとともに、グループでの総原価低減を推進するとしており、売上高4,150億円、経常利益250億円、当期純利益30億円を見込む。

 なお同日、8月に設立予定の新持株会社「ミサワホールディングス(株)」について、同社、ミサワ東洋(株)、東京ミサワホーム(株)、ミサワホーム東海(株)が、それぞれの取締役会において、5月9日締結の「株式移転に関する覚書」に基づき「株式移転契約書」の締結を承認したと発表した。新会社の資本金は300億円、発行予定株式数は242,634,146株。
 また、同時に発表された8月1日付けの新会社人事によると、現・ミサワホーム代表取締役社長の三澤千代治氏が新会社の代表取締役社長に就任するのに伴い、ミサワホームの新代表取締役社長には佐藤春夫氏(現・ミサワホームエンジニアリング(株)代表取締役社長)が就任する。佐藤氏は、新会社の取締役専務執行役員も兼務する予定。


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