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大和ハウス、新たな免震システムを開発

 大和ハウス工業(株)は28日、独自に開発した免震システム「ダイワハウス新免震住宅」を、6月1日よりすべての鉄骨系2階建戸建住宅商品に搭載可能とすると発表した。

 同社では、2001年4月に免震システムを搭載した住宅「ステイメントウィズC 免震タイプ」を開発、商品化しており、今回新たに開発した同システムでは、免震性能や強風時の対策等の機能を維持しながらも、装置の内製化やその他の構造部材の見直しを行なうことで、約30%のコストダウンを実現した。
 また、強風によるふらつきを防ぐため、独自の「風揺れ固定装置」を開発。「感震センサー」内蔵により、震度4以上の揺れを感知した場合には固定状態を解除し、免震装置が働く仕組みとなっている。このため、強風時ではセンサーは作動しないため、建物のふらつきを抑止することができる。
 同システム販売価格は240万円(延床面積132平方メートルで総2階矩形シルエットの場合。免震装置、鋼製架台などを含む)。販売地域は北海道、沖縄県および多雪区域を除く全国とし、初年度100棟分の売上をめざす。


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