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三菱地所、丸ビル来館者調査結果を発表

 三菱地所(株)および三菱地所ビルマネジメント(株)は4日、丸ビル来館者の属性を調べるため実施した調査の結果を発表した。

 同調査は、2003年4月11日(金)から13日(日)の3日間にかけて、10時~20時までの時間帯に実施したもの。丸ビル出入り口において調査員の視認判断により、来館者の年代・性別を手カウントするとともに、来館者に無作為に手交したアンケートシートを館内回収ボックスおよび郵送形式で回収した。有効回答数は3,154件。
 これによると、時間帯別の来館者の流れとしては、平日のピークは12時~13時の昼食時および会社帰りのOLやビジネスマンの利用が増える18時~19時となり、一方休日は14時30分~16時30分頃にピークを迎えることがわかった。男女比では、丸ビル内には女性をターゲットにした物販店が多いことが影響し、土日平均で女性が約6割を占めたものの、エリア内就業者に男性が多いことから、平日については男性の利用率がわずかに高い結果となった。
 年代別では、20歳代・30歳代が合わせて半数以上となり、この年代が丸ビルのコアユーザーであると考えられる。職業別では会社員が52%で最も多く、次いで主婦の20%となった。
 平日の来館者のうち、勤務地が「丸ビル・丸の内・有楽町・大手町」であった回答は331件。1998年1月に丸の内周辺就業者1,016人を対象に実施したアンケート調査では、「好みの店がない」という理由から、アフター5を丸の内で過ごす人は4%にとどまっていたが、丸ビル等の店舗が集積されたことにより、24.4%にまで増加している。
 利用頻度は、平日の来館者では月に1回以上の利用者が約6割で最も多く、一方休日では「初めて」の来館者が約半数を占めた。来館目的は、平日・休日ともに「食事」が最多。次いで「ショッピング」、「通りかかった」から、という回答となった。
 また、丸ビルのイメージを尋ねたところ、「一流・ステータス・本物」や「大人のセンス」、「開放的・明るい」などが上位にあげられた。なお、別途2002年11月~12月に実施したアンケート調査の中で、丸の内のイメージに合うタレントをヒアリングした結果は、男性タレントでは竹野内豊氏、女性タレントでは松嶋菜々子氏であった。


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