(株)不動産経済研究所は5日、首都圏における2003年1月~4月の市区別動向を明らかにした。
これによると、首都圏における供給戸数は、港区が934戸(対前年同期比548.6%増)、平均価格6,601万円で伸び率はダウン(同▲35.4%)したものの、ともに第1位であった。1平方メートル当たりの単価でも、91.5万円の目黒区に次いで、86.5万円と2位となった。
同研究所は、供給戸数の上位10エリアのうち7エリアを都区部が占めていることから、供給の多寡は超高層マンションが握っているとみている。
専有面積の広さでは、第1位が浦安市の121.17平方メートル(対前年同期比28.4%増)、第2位が狛江市の114.00平方メートル(対前年同期比49.0%増)など千葉県と都下が上位を占めた。郊外型マンションの最大の特徴である広い専有面積による永住型マンションの供給を裏付ける結果となった。