(株)長谷工コーポレーションは18日、青山「梅窓院」(東京都港区、住職:中島真成氏)の所有地の一部において、一般定期借地権を利用し進めてきた開発事業が完成したと発表した。
同開発事業は、梅窓院の敷地(約5,930平方メートル)のうちの約4割(約2,100平方メートル)に一般定期借地権を設定、これをディベロッパーに52年間(工事期間2年を含む)賃貸するというもの。事業者は当該土地に業務棟(地上12階地下2階)を建設・利用し、期間終了後に更地返還する。この結果、都心部の大規模な用地の有効利用を実現、同エリアの地域経済を活性化するとともに「都市再生」の動きにも呼応するプロジェクトとなっている。
また、残る敷地については、梅窓院がかねてから計画していた本堂の建替えに伴い、寺院棟(地上5階地下2階)と住宅棟(地上14階地下2階、総戸数20戸)の建替えを実施。同社では、これらの事業スキームを提案するとともに、設計・施工を手がけた。