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アットホーム、5月の売物件市場動向(首都圏)を発表

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社のネットワークにおける首都圏の2003年5月分「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。

 これによると物件登録数は、中古マンションが2,179件(前年同月比30.3%増)で5ヵ月ぶりにプラスとなったが、居住用土地は3,188件(同▲4.8%)で10ヵ月連続のマイナス。また新築戸建ては6,869件(同49.2%増)で6ヵ月連続のプラスとなり、過去最高を記録した。中古戸建ては1,825件(同8.5%増)で23ヵ月連続のマイナスとなった。
 首都圏平均の登録価格は、中古マンションは1平方メートル当たり34.13万円(前年同月比1.7%上昇)と7ヵ月連続のプラス、1戸当たりでも2,112万円(同3.4%上昇)と再びプラスに転じている。一方、居住用土地は1平方メートル当たり18.28万円(同▲6.5%)、新築戸建てにいたっては1戸当たり3,630万円(同▲7.2%)で29ヵ月連続のマイナスとなり2ヵ月連続で過去最低、中古戸建ても3,173万円(同▲7.0%)と5ヵ月連続のマイナスとなった。
 首都圏平均の物件成約数は、中古マンションは740件(前年同月比▲3.5%)で4ヵ月連続のマイナス。東京23区は4ヵ月ぶりに増加に転じており、1,000万円台・2,000万円台の物件がともに約3分の1を占める結果となった。また、新築戸建ては1,852件(前年同月比27.4%増)と再び上昇し過去最高を記録、中古戸建てについても603件(同▲3.4%増)と6ヵ月ぶりにプラスに転じている。
 首都圏平均の成約価格は、中古マンションは1平方メートルあたり32.42万円(前年同月比6.9%上昇)、1戸あたりでは1,916万円(同7.0%上昇)で、いずれも11ヵ月連続の上昇。新築戸建ては1戸あたり3,788万円(同▲3.1%)で2ヵ月連続でのマイナスとなったが、中古戸建てについては、1戸あたり2,840万円(同6.5%上昇)で5ヵ月連続のプラスとなった。


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