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ミサワホーム、換気システム技術をオープン化

 ミサワホーム(株)は26日、同社オリジナル住宅部品である「24時間フロアセントラル換気システム」を7月1日より外販していくと発表した。

 同システムは、室内の温度ロスを抑えながら換気する全熱交換式を採用したシステム。冷暖房効果を低下させないため、電力の節約や省エネルギーに貢献するとともに、気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患の主な原因であるダニ・カビ対策としても有効となっている。
 同社では、1996年より戸建て全商品に同システムを標準採用。同システムの基本特許を取得しており、これまでの約14万台の出荷実績により量産効果のある価格設定が可能となった。
 今回、同システムについて、他のメーカーからの引き合いも強いことから、より多くの方に技術利用してもらうべく、外販することを決定。その他部品の外販も視野に入れ、7月より専門スタッフを配置し、マンション業者やディベロッパーなど、同業他社を含めたルートを開拓していく。なお、初年度販売目標は5,000システム。現在20社程度の引き合いがあり7月中にも契約を提携する予定。


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