(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は10日、首都圏における2003年6月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は2,170件(前年比5.24%増)と前年比で6ヵ月連続の増加、新規登録物件数についても7,929件(同15.97%増)と11ヵ月連続で増加となった。成約物件平均価格については1,993万円(同1.12%増)で2ヵ月ぶりに増加に転じたものの、成約物件1平方メートル当たりの単価は30.74万円(同▲0.14%)と3ヵ月連続でのマイナスとなった。
戸建住宅の成約件数は1,051件(同5.10%増)で5ヵ月連続の増加。新規登録物件数についても、5,364件(同4.11%増)で4ヵ月連続の増加となった。成約物件平均価格は3,346万円(同▲2.20%)、新規登録物件の平均価格は4,073万円(同▲6.04%)となった。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は340件(同▲7.36%)で2ヵ月ぶりに減少。成約物件の平均価格は2,805万円(▲4.98%)で8ヵ月連続の減少となった。なお、新規登録件数は2,054件(同▲2.70%)、平均価格は3,180万円(同▲1.58%)であった。