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不経研、6月の「マンション市場動向」発表

 (株)不動産経済研究所は14日、首都圏・近畿圏の「2003年6月度マンション市場動向」を発表した。

 これによると、首都圏における新規発売戸数は6,894戸で対前年同月比▲15.7%、対前月比では▲16.4%。1戸当たりの平均価格は4,316万円で前年同月比0.1%増、前月比12.3%増、1平方メートル当たり単価(56.9万円)は、前年同月比5.8%増・前月比7.6%増であった。また、契約率は前月比7.0ポイント増・前年同月比5.6ポイント増の84.2%であった。
 6月末現在の翌月繰越販売在庫数は8,996戸(前月比▲629戸)。即日完売物件は、「パ-クマンション千鳥ヶ淵」(東京都千代田区、42戸、平均37,681万円、平均1.5倍、最高3倍)など52物件、1,871戸。
 20階以上の超高層物件は、17物件1,020戸で契約率は96.0%であった。
 なお、 7月の発売戸数は7,500戸前後の見込み。

 近畿圏における新規発売戸数は2.,919戸(対前年同月比▲10.9%、対前月比▲11.2%)で、契約率は70.7%(同2.2ポイント増、2.9ポイント増)。1戸当たり平均価格は3,263万円で2ヵ月連続の減少、1平方メートル当たり単価は42万円と3ヵ月ぶりに減少となった。
 6月末現在の継続販売在庫数は6,396戸(前月比42戸増)。即日完売物件は、「グランドメゾン大手前タワー1」(大阪市、65戸、平均6,324万円、先着順)をはじめとする18物件、599戸。
 超高層、大型物件の供給加速や低価格、専有面積の拡大といった特徴が引き続き表れている。
 なお、7月の発売戸数は3,300戸程度の見込み。


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