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NBF、投資物件に「大和広島ビル」を取得

 日本ビルファンド投資法人(NBF)は23日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、「大和広島ビル」(広島市中区)の土地および建物の所有権を取得すべく、売り主の恒和興業(株)(大阪市中央区、代表取締役:山本功氏)との間で不動産売買契約を締結した。

 「大和広島ビル」は1991年11月に竣工した地下1階地上12階建てのオフィスビル。広島市の中心部を東西に貫くメインストリートである相生通りに位置し、中でも銀行や証券会社などが集積する代表的ビジネスエリアの紙屋町交差点と八丁堀交差点のほぼ中央、電停(広島電鉄宮島線・江波線・宇品線)「立町」駅正面に立地する。
 NBFでは、広島市のオフィスマーケットについて、他の地方都市と同様、現状やや弱含みで推移しているものの、当面大規模な新規供給の予定もないため、長中期的には堅調なマーケットであると判断。地方都市部におけるポートフォリオの充実を図るべく、取得を決定した。取得価額は29億4,100万円、引渡予定日は9月30日。
 なお同物件は、土地面積1,013.35平方メートル、建物延床面積8,656.97平方メートルで、総賃貸可能面積は5,694.24平方メートル。引渡時点の賃貸面積は4,813.75平方メートル、稼働率は約84.5%となる見込み。


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