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ゼクス、「2003年5月期決算」発表

 (株)ゼクスは23日、2003年5月期業績(単体・連結)につき、説明会を行なった。

 当期単体業績の売上高は89億6,500万円(対前期比27.1%増)、営業利益は8億1,900万円(同54.6%増)、経常利益は6億8,800万円(同61.0%増)、当期純利益は3億6,100万円(同42.0%増)であった。
 また、当期連結業績(対象4社)の売上高は73億1,200万円(前期比4.5%増)、営業利益は9億3,900万円(同41.4%増)、経常利益は7億1,300万円(同28.0%増)、当期純利益は3億9,000万円(同37.5%増)であった。なお、売上高については、コンサルティング・CM事業などのグループ間取引31億円控除後のものとなっている。
 増収増益の理由としては、まずコンサルティング・CM部門において、同社の強みであるCM機能を生かしての高齢者ケア付住宅の企画・提案や大手不動産会社からの依頼による土地・金融コンサルティング等を展開、また、ディベロップメント事業においては、ファミリーマンション等での競争力のある商品開発に注力、丸紅(株)との共同事業「月島プロジェクト」の実行などによる売上高のアップをあげている。さらに、施設運営事業では、シルバーハウジングを積極的に展開、健常高齢者用住宅「チャーミングコート溝の口」の運営を開始し売上高増に大きく貢献している。
 次期業績予想については、不動産流動化ニーズの増大に対応した「インベストメント・AM事業」の不動産証券化関連事業や「施設運営事業」のシルバーハウジング部門の積極的展開による事業拡大をめざすとし、連結で売上高120億円、経常利益10億3,000万円、当期純利益5億3,500万円を見込んでいる。
 会見の席で同社代表取締役の平山啓行氏は「次期の各セグメント主要案件も順調に進行している。特にシルバーハウジング等の施設運営では、初の試みであるグループホームが11月にオープンすることもあり、より積極的な事業展開をしていく。そして企業理念でもある不動産価値の創造・顧客満足の追求に、より力をいれていきたい」と語った。


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