積水ハウス（株）は、生活価値提案型の空間を商品とする戦略を発表。ホームシアターをテーマとした「シアター＠ホーム」および、ペットと一緒に暮らすことをテーマとした「ディア・ワン」の2商品を8月より本格的に販売していく。
同社では、「ライフクリエーション」をコンセプトに、自分の家で過ごす時間の楽しさを創造することで、住まいづくりのモチベーション向上を狙う商品戦略を展開。その一環として、家族の新しいコミュニケーションのあり方を商品化した「シアター＠ホーム」および「ディア・ワン」を開発した。
「シアター＠ホーム」は、ホームシアター専用の部屋を作るのではなく、リビングルームに機器を設置し、家族が一緒にエンターテイメントを楽しむことのできる空間を創造。AV機器や配線、リビング収納家具、天井材などをすべてまとめたビルトイン家具システムを採用することで、通常は機器が目立つことなく、リビング空間としての洗練したデザインを実現する。
一方「ディア・ワン」は、開発にあたり、ペットの生活研究を「ペット生活工学」と名付け、3年前から研究を実施してきた商品。この研究成果として、ペットの飼い方スタイルや、ペットの寸法基準を分類し、アイテム開発やプランニングに反映させた。
販売価格は、「シアター＠ホーム」が140万円～（プロジェクタースタイル基本セット）。「ディア・ワン」が60万円～（ペットサイズSサイズ、リビングダイニングが中心のスタイルの基本セット）。いずれも一部先行販売をスタートさせており、「シアター＠ホーム」で月30セット、「ディア・ワン」で月100セットの販売をめざす。