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JRE、投資物件に「有楽町電気ビルヂング」を取得

 ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は28日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として「有楽町電気ビルヂング(北館)」(東京都千代田区)の土地および建物の所有権を取得することを決定したと発表した。

 JREでは、同ビルの位置する「丸の内・大手町・有楽町」地区は、JRをはじめ多数の地下鉄網が張り巡らされ、都心部の中でも特に路線集積度が高く、テナントニーズが見込めるエリアであり、中でもJR「有楽町」駅前、地下鉄「日比谷」駅直結の同ビルは、立地競争力を有していると判断。売り主の国際自動車(株)(東京都港区、代表取締役:波多野康二氏)から、72億円で取得することを決定した。8月1日に不動産売買契約を締結し、同日物件引渡しを行なう。
 なお本件取得に伴い、取得資金に充てるため、取得予定日に(株)中国銀行から30億円、(株)山梨中央銀行から20億円、合計50億円の資金の借入を行なう予定。
 同ビルは、1975年に竣工した、鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下4階地上20階建てのオフィスビル。土地面積は5,749.91平方メートル、建物延床面積70,287.65平方メートル、総賃貸面積4,694平方メートル。現在、13件のテナントが入居し、取得日における稼働率は100.0%の見込み。

 なお同日、運用不動産の一部である「JTSビル」の名称を変更したと併せて発表。テナントの変更により、新名称「JALトラベルビル」に変更となった。


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